今年は、源氏物語生誕千年だかで、あやかったパッケージなどを良く見かける。
3種類入っていて、いろんな味があるのが嬉しい♪
パッケージも4種あって、そのそれぞれで中身が違う。
裏には和歌も印刷されてる。 なんだか、ちょっと楽しい♪
マレーシアからのお客様がいらっしゃるときに、何かお茶うけがあるといいなぁと
思って、せっかくだしーと、パッケージもいかにも日本風なこれにしてみた。
何も言わないし、パッケージの柄に気づきさえもしないかのごとくの日本人チーム。
当たり前の風景で、ごく普通の単なるおかきで。 それは、予想通りの反応で。
用意しなさいと言われた訳じゃないし、別に何かを期待していたわけじゃない。
2人のマレーシア人。「日本風な包装ですね、何か特別な絵なのですか?」って。
源氏物語と、千年紀年のものであることをご説明すると、納得されていた。
しかも、女性の方は、源氏物語のことをご存知で、少し読んだことがあるとおっしゃる。
おー、すごい。 休憩時間のそんなちょっとした会話。
なんだか嬉しかった。
ちょっとね、ちょっと、、、、、でも、本当はとても嬉しかった。
美味しいお菓子なら他の方がよかったのかもしれない。
けれど、せっかくだから。 そんなささやかな気持ち。
良かったなぁ。
何にしようかなって、とても悩んだんだ。 でも、これにして良かった。
それにしても、先日も中国人の方にお会いしたときに、彼女も源氏物語を
読んだことあるとおっしゃっていた。 内容が理解できなくて、途中で挫折したらしいけれど。
日本人でさえ、その時代の制度とか、文化とかある程度、知っていないと
理解できないものね。 通い婚とか、意味が分からないって言ってたー。
説明したら、日本てそうなの?? ってビックリしてた。
いや、現代は違うけどー、この時代の高貴な身分の人はそういう制度だったんだよーって
言ったら、難しいねぇって(^^;
でも、和歌のやりとりについては、中国でもある部族では歌で気持ちを伝える文化があるらしく、
同じだねーって盛り上がった。 ただし、顔が見える状態であって、お互いに見たことも
ないなんて、ありえなーいって。 まあ、現代の日本の感覚から言ってもありえないと思うけど(笑
未だに着物を日常的に着ていると思っていたり、お茶を飲むときには茶道に則って、、
なんていう誤解も多々あり、現代と伝統芸能などの認識が錯綜してるのだけれど。
それは、きっと私たちも外国についていろいろ誤解している部分があるのだろうなぁと
いう自戒でもある。
源氏物語って、世界に浸透している(?)日本の物語なんだね。
日本にいると、それがどれくらい有名なのかとか分からないけれど、
ちょっと別の意味でビックリした。 一応、国語(古文?)で習うけれど、
日本人はどれだけこの物語のことを知ってるだろうかぁ。。。もう一度読もうかなぁ(滝汗
もちろん現代語訳な訳だけれど、難解な古文のイミフメーなヘンテコリンな直訳よりも
平易な英語の方が読みやすいのかも、と思ってみたり(^^;
でも、せっかくの綺麗な和歌の語調は表現できないんじゃないかなぁ。
どう訳されているのだろう?