(2013.08)
今年は,夏休みの宿題は早めに終えるべく8月初旬に決行.
なんとしても8月中に提出すべく,頑張った(笑
昨年,一人で地味に食べ比べしたのが寂しかったので(笑),
仲間を募ったところ,ご一緒にしていただけることに♪♪
で,昨年の経験から,一人あたり3本で6本が上限だよねぇと思っていたら,
「10本は軽いですよね!」という頼もしきお言葉(笑 類は友を呼ぶんだわ.
美味しく完食できるということで,大人な判断にて6本を共通で食べることに
して,すでに経験済みの分はそれぞれで.
実際には,こんなに集めたー.
左から
俵屋吉富:竹流し本生水羊羹 367 当日
永楽屋:竹筒水ようかん 香の果 399 3日付き
亀屋良長:竹とり 368 4日
三條若狭屋:竹水羊羹 竹 504 3日
総本家駿河屋:竹清水 315 3日
笹屋伊織:露の香 399 3日
二条駿河屋:竹水羊羹 372 3日(だったっけ?)
二条若狭屋:竹水羊羹 388 当日
仙太郎:竹の水 294 当日
今回,食べ比べしたものは,すべて要きり,キリ付きでした.
私は,左から7本までのみ食べ比べ.
さて,お味の感想.
ご一緒していただいた友人の感想.前回は,水々しさとか,餡の感じとか,もう少し差がはっきりとしていたような気がしたんだけど,今回のものはすんごく僅差で違いを表現するのが難しい.
ただ,圧倒的に違うのは,固さ.
笹屋伊織のものは,羊羹というより,漉し餡そのものというくらいの滑らかさ,口の中に入れた瞬間,形が崩れる.俵は,なめらかという表現がふさわしいかな.
固さ: 笹 > 永 > 俵 > その他
甘さ:
三 > 永 > 総 > その他 > 俵
三の甘さは,口に入れた瞬間甘い!甘さ. 総の甘さは,ストレートでのどに残る感じ.
その他のものは上品な甘さだったなぁー.
(クリック拡大) 色の違いは材料の違いも大きいのかな. 材料情報が得られたのは,下記.
食べた順番の問題だと思うけれど,笹から食べたので,口に入れた瞬間に竹の香りと味がふわーっと. 永も竹の香りがした. 俵は,今回の中では,いちばん「水ようかん」っぽかったかな??
総合的に,亀屋良長のものが一番好みかなぁ?
固さの問題で,笹をはずして,今回のものは本当に甲乙つけがたい!
楽しかったーーーーー!!! やっぱりこういうのは複数でしないと(笑
京都で,簡単に手に入る竹入水ようかんは,だいたい制覇したなぁ~♪♪
(2012.09)
右から
仙太郎:竹の水 294(要キリ、画鋲付き、楊枝付き)
先斗町駿河屋:竹露 370(要キリ)
鍵善良房:甘露竹 340(あらかじめ穴空き、開けてくださったのかも?)
二條若狭屋:竹水羊羹 388 (要キリ、キリ付き)
大原女家:竹筒水ようかん 262 (突起付き)
太さ、全然違いますねー。 巻き方も違う! 右3つは、竹の葉だけ。
見た目では分からないところでは、右4つは、お日保ち2~5日間。
「大」は約2か月でした。 真空パックですしね。
色、若干違いますねー。これは、味にも大いに影響を与えていました。
まず、見た目もさることながら、プラスチック入りという邪道の大原女家。
それでもお値段的には仙太郎といい勝負をするので、中身にそんなに差はないのかも、むしろ、容器にコストがかかってない分いいのかも、と思いきや、この五つの中で圧倒的に違いました。なので、以下、欄外扱い並み。
<固さ>
仙 >> 二 > 鍵 > 先
「仙」は、ツルンツルンさがなく「水ようかん」というより「ようかん」。
「仙」だけ食べていたら分からないかもしれないけれど、比べると群を抜いていた。
逆に言うと、ツルンツルン度合いは、先斗町が圧倒的。ツルルンルーンって感じ。
竹から出すために、トントンとしたときの、出の良さは「二」が一番よかった。
<味>
固さとの関連があるのだけれど「水」の味というか「水」ようかんを感じるのが「先」。
「二」も比較的水多め。
小豆味を感じるのが「仙」。小豆潰して固めました!的なお味。
粒あんではないけれど、そういう系統の自然な小豆の味。
同じく小豆味では「鍵」なのだけれど、こちらは「あんこ」的甘さで柔らかい。
「二」もあんこ的甘さなのだけど、「鍵」よりまろやかな甘さ。
水度合い: 先 >> 二 > 鍵・大 >>仙
小豆味: 仙 > 鍵・二 > 先 > 大
甘さがすごく難しくて、違うのです。違うのだけれど、説明ができない。
まろやかさというか、後口に残る甘さというか。。。。
「大」は、濃い甘さ、黒糖的にコクのある甘さ。(黒糖は入ってないけれど)
「二」も少しコクのある甘さかなぁ?
自然な小豆の甘さを感じるのは、「仙」と「先」
あんこ的なものはやはり、小豆的な味に比べると、こしあん的な甘さがある。
でも、半分くらいは、どれも食べ比べながら一口ずつ食べたのだけれど、
残りは、一気に食べたら、また印象が違ったような気がする。
総評:
The「水ようかん」で求められるものという意味で「先」が一番かなぁ。
甘さの好みで言うと「仙」。
全体的には、「鍵」と「二」で甲乙つけがたい。